平成22年11月号
十月の陰陽會の祭典および行事
十月三日 十五夜祭を斎行致しました。
十月十七日 神嘗祭遥拝式を斎行致しました。
十月廿日 皇后陛下御誕辰祭を斎行致しました。
十月廿日 恵比寿講を斎行致しました。
十一月の陰陽會の祭典及び行事予定
十一月三日 明治祭
十一月廿三日 新嘗祭・日本景気復興祈願祭
創生日本東京研修会
十月六日、創生「日本」東京研修会が衆議院第一議員会館付属棟地下一階「大会議室」にて、地方議員二百名、一般会員百名、合計三百名の参加で行われました。
今回の研修会は創生「日本」の会員千三百名の内、抽選で選ばれた申込者百名が参加できました。
真新しい衆議員会館へ初めて行ったのですが、一階はガラス張りで広々としてとてもすっきりとした建物でした。
創生「日本」最高顧問の平沼赳夫氏が、国会を途中で退出して一番乗りで駆けつけて来られました。
創生「日本」会長の安倍晋三元総理をはじめ櫻井よし子氏、下村博文議員、中山恭子議員、栗林忠道中将のお孫さんであられる新藤義孝議員、山谷えり子議員、高市早苗議員、西田昌司議員、稲田朋美議員、丸川珠代議員など、多数の保守系国会議員が続々駆けつけました。
研修会の冒頭の挨拶の中で、創生「日本」で呼びかけた『菅談話』反対に賛同する署名に一万五千名もの署名が集まったと言う報告がありました。
最初に先ず、櫻井よし子氏の講演会が約四十分ありました。
いつもの明快で分かりやすい口調の櫻井氏のお話は大変説得力がありました。
講演の大まかな内容は、もちろん尖閣問題に端を発した支那の動向についてです。
尖閣諸島問題で、菅総理はたった一人の役人に責任を押しつけてしまったが、本来政治家とは物事を自分で判断できるかどうかが最も重要であると言うこと、しかしながら菅政権は、全く何も判断出来ていない、だから、日中関係は敗北の連続だったと言うことです。
自民党政権時代にも、問題がなかったわけではないけれども、民主党政権は酷すぎると強く菅総理の愚策を嘆かれました。
また櫻井氏が理事長を務める「国家基本問題研究所」http://jinf.jp/
に於いて、約十ヶ月に亘って支那の動向を研究した結果、支那には「三戦」と言う三つの外交政策があることが分かったそうです。
1、世論戦・・・日本のマスメディアを利用したり、支那の言い分を通していくことで世論を煽り、だんだんと支那の目論見どおりに世論を形成していく戦い。
2、法律戦・・・例えば今回の尖閣問題のように、どこの国の領土であろうと、勝手に支那の思惑通りの領土と決めて主張する戦い。
3、心理戦・・・強大な軍事力を背景にして、領海侵犯しようとも文句を言わせないようにする戦い。
支那と言う国は、過去から現在に至るまで、自国が決めたことが真実であり、他国の意志はことごとく無視すると言う、日本とは全く異なる国であり、このような支那との良い関係とは、媚びへつらうことではなく、全く対等であることを主張する事しかありえない、ということでした。
櫻井氏の深刻な懸案事項は、現在二つあり、その一つは東シナ海のガス田開発は支那が既に掘削を始めたことが、海水の色の変化で容易に分かるような状況まで進んでしまっている事。
それに対して、政府は全く無視している状況である事。
もう一つはアメリカとの関係。
今回前原大臣があたかも尖閣については、日米同盟の範疇であるかのような発言をアメリカから取り付けたと喜んでいるが、アメリカは必ずしも日本を完全に守ってくれるかどうかの補償は全く無く、所詮他国である以上、アメリカの国益の為にはいつでも百八十度、態度が豹変するのであり、過去に在日米軍の存在意義は日本を押さえるためである事を明言しているとの事。
その証拠に、日支の揉め事はアメリカにとってもマイナスであり、日本に対して、出来るだけ早く支那との間で尖閣問題を解決するように要請されているそうです。
櫻井氏のお考えは、日米同盟は大変重要である事には間違いないが、
自分の国は自分で守ると言う意志が大切であると強調されました。
日中関係の問題を考える上で、やはり日米関係を
きっちりと結んでいかないといけない。
またこれから最も大切な事は①国民教育の充実、②防衛力の整備であり、それぞれに予算をより多くかける必要があることを強調されました。
これらのことをしっかりとやることで、日本が目覚めたと言うメッセージを支那・アメリカに対して発信する事が大変重要であると言う事です。
また教育、防衛などを充実させると言う、戦後ないがしろにしてきたことをしっかりと為す事だけで、日本に対して敵意を持つ国に対しては大いなる抑止力となり、また信頼を寄せる国に対しては益々頼られる国となるのであり、戦前の先人たちが当たり前に国を守るためにやっておられたことを、やるのみであると思います。
櫻井よし子氏の講演の後、創生「日本」の平沼赳夫最高顧問、並びに安倍晋三会長、創新党党首山田宏氏から、熱気溢れるご挨拶がありました。
最後に地方議員の方三名が、それぞれのお立場で意見を述べられました。その中で、最後に大阪府吹田市の市議会議員、神谷宗幣(かみやそうへい)氏が非常に熱く、日本の未来を語ってくれました。
保守とは日本を愛し、国を守り、他者を思いやる人の事である
研修会終了後、懇親会が開催され、国会議員や地方議員の方々と名刺交換やお話をさせていただき、楽しく充実した一日となりました。
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