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2011年5月10日 (火)

平成22年2月号 号外

建築にまつわる神事について

マイホーム購入は生涯で最も大きい買い物の一つです。土地や物件探しから始まって、良い工務店探し、ローン返済計画など下調べや準備することが盛りだくさんです。しっかり準備して、納得のいく住まいを手に入れて下さい。

「快適な家に住みたい」誰しも願うものでしょう。
一生の人生の中で、住まいはとても大きな課題といえるでしょう。そんな家をせっかく建てたのに住んでいるのが嫌になってしまうのはとても悲しい事です。快適に楽しい暮らしを手に入れたいと願う気持ちは誰もが願う事ではないでしょうか。けれども地鎮祭や上棟祭、宅神祭などをせずに建ててしまった家は本当に快適に過ごせるのでしょうか?
家を建てた後に様々なトラブルが起きるケースが後を絶ちません。これは、地鎮祭などの神事を怠ったか、神事の執行の失敗によるものです。そのようなことが起きないよう地鎮祭、上棟祭、宅神祭をしっかりと行う必要があります。
土地を購入したら自分の物と考えがちですが、本当にあなたの土地になったのでしょうか?日本の国土は、神話の時代より神々がお造りになった神聖な土地です。私達人間は、この神々からしばらくの間、土地をお借りしているだけなのです。その土地には、産土の神さまやまだ名前も知らない神さまがお治めになられているのです。ですからそれらの神々にその土地に建物を建てる承諾を得る必要があります。またどのような土地であっても、穢れがたまっているため清祓は必要です。これが地鎮祭です。

そして最近は地鎮祭のみをすれば良いと思っている方が多いようですが、建物を建てる際にも神さまのご加護は欠かせません。全ての木材や建材には元々神霊の力が宿っているからです。これが上棟祭と言うことであり、建物を建てる際に最も重要な神事です。近年、上棟式として工務店あるいは施主によって行われるケースがありますが、あくまでも上棟は神事であり、神職による祭式によってなされなければ全く意味をなさないのです。
工事が無事に終って、引越しの直前に、今までの工事の無事と完成を神々に感謝すると共に、これからご家族で快適に暮らすために、完成した家の清祓をして、ご家族の益々の弥栄をご祈願します。これが竣工祭または宅神祭です。
当会では、より快適な家造りのために【地鎮祭】【上棟祭】【宅神祭】の三つの建築にまつわる神事を推奨しています。家や建物を立てる際に行わなければならない祭式が大きく分けて三つあります。工事の折々に、工事の安全と建物の堅固長久を願い施主の弥栄を神々に祈願するものです。

近年は地鎮祭のみをやれば良いというような風潮や、工務店も認識不足などで地鎮祭以外の大切な神事を執り行う事なく済ませてしまうケースが多々見られます。工務店によっては上棟式と称して、いわゆる棟上や建前を行っているようですが、神さまをお祀りすることのない、飲食や餅撒きなどは、本来の上棟の意味をなしません。
また地鎮祭のみの神事では、何も神事を行わない場合とほとんど変わらない、無意味なものになってしまいます。
次のように、三つの神事を行う事で、初めてその建物が神さまから守られて、住みやすく、心地良い、快適な住まいにすることが出来るのです。

【地鎮祭】工事の着手に行い、土地の神様や工事の守護神をお祀りし、土地の穢れを清祓し、工事の安全と建物の堅固長久を祈願致します。

【上棟祭】建物の守護神と工匠の守護神にこれまでの工事の無事を感謝し、竣工までの安全と建物の堅固長久を祈願致します。

【宅神祭】宅神祭は、竣工式、新室祭などとも言われています。建物が無事完成した事を神々に奉告し、建物の堅固長久と施主の弥栄を祈願致します。

会員Fさんは昨年、工房付きの家を建てられ、天然酵母のパン屋さんを開業されました。Fさんの新築工事に関して、当会では地鎮祭・上棟祭・宅神祭を執行させて頂き、さらに神棚の御奉斎をされることで磐石の家造りをされましたので、その後の経過などお聞きした事を書かせていただきます。

パン屋さんを開業する為には、どうしても工房が必要になり、賃貸では無理なので、一軒家を持ちたいと考えるようになられたのです。Fさんは当初は中古物件を購入して、リフォームを考えておられ、その間、何度かご相談を頂いていましたが、様々な案件が浮上しており、どうしても良くない土地はあまりお勧めしない旨をお伝えしましたが、仕方の無い場合は、様々な方法で凶を避けるように手を尽くしましょうと言う事にしました。ただ、あせらず、じっくりと時を待って、ここぞと言う時に決めたら良いのでは、とご提案しました。突発的な事情でもない限り、土地や家の購入など、人生においても大きな事を決める時は、十分に時間をかけて、様々な要因を鑑みて決定する事が望ましいでしょう。

確かに直感的な印象も大変重要ではありますが、大きな買い物、商売上の取引、あるいは結婚相手など、人生にとって重要な問題を決定する際には、出来るだけ多くの信頼のおける人等の意見を参考にして、尚且つ、自分が最も納得のいく状況になった時に決断した方が、凶事を避ける要因にもなるからです。そこで、ひとまず『心願成就』のご祈願をご提案しました。「御祭神のご加護」を祈念する事で、がんじがらめになってしまった様々な思いを冷静に穏やかな気持ちに切り替え、住まい探しをすることが大切だと考えたからです。その後すぐに思わぬ吉報が届きました。この上ない良い更地を購入する事が出来たことで、リフォームではなく、新築で家を建てることにされたのです。

さらにFさんご夫婦にとって、この上ない良い出来事は続きました。近頃は、手抜き工事などが頻繁に言われており、一般的には工務店選びに難渋するものですが、非常に良い仕事をする事が評判で、この不況下にあって年々業績を伸ばしている信頼のおける工務店に依頼する事ができたことです。実際、地鎮祭、上棟祭で、私達もご一緒したのですが、社長さんをはじめ社員の皆様が大変真摯な方々で、気持ちよく祭式を執行する事が出来ました。

F邸は建築工事中にも、工務店の様々な提案で、当初計画に無かった事も予算内でより良い家造りをされたようで、Fさんご夫婦の想像以上の素晴らしい家が出来上がったと言う事でした。工務店の社長さんも、今まで建てた中で最高の家になったと、工務店にとっても自慢の出来栄えだったそうです。

最後は宅神祭です。家が完成し、引越しの前に最後の神事を執行して、建物の無事完成を神々に奉告し、建物の堅固長久と施主の弥栄を祈願致しました。また同時に大神宮、恵比寿殿を御奉斎し、玄関に方除祈願を行い、ほとんど完璧に家にまつわる神事を終えたのでした。

その後、十一月一日、いよいよパン屋さんの開店となったのですが、昨年十二月三十日に当会に御参拝いただいた折、開店後のお話をお聞きすると・・・。

開店から三週間は、開店後一時間で売り切れになってしまったそうです。その後は徐々に落ち着いてきて、パン作りも軌道に乗ってきたとのことです。

そんなこんなで、約二ヶ月経ったわけですが、その間、色々なお客さんがいらっしゃる中に、ある男性のお客さんが、一歩、お店の中に足を踏み入れると、しばらく辺りを見回して「ここは全く異なった空気の空間だ。以前一度だけ、ここと同じ空間に出会ったことがあるけれど、それ以来だ。」と言って絶賛されたとか。

またある方が来て、「ここは素晴らしい空間ですね。」と言うことから話が弾むこともしばしばで、勿論、Fさんのパンの大ファンになったそうです。

その後もFさんの努力と御祭神のご加護によって、順調に固定客も増えて、現在も頑張っておられます。

Fさんご夫婦の様々な努力が、より良い形で実現するように、御祭神のご加護が発揚されている事と思います。

これからも益々発展されますことをご祈念申し上げます。

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