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2012年9月30日 (日)

桔梗だより 平成23年10月号

九月の陰陽會の祭典および行事

九月九日  重陽祭を斎行致しました。

九月十二日  十五夜祭を執行致しました。

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九月十九日  敬老祭を斎行致しました。

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九月廿三 第六回晴明桔梗まつりを斎行致しました。

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十月の陰陽會の祭典及び行事予定

十月九日  十三夜祭

十月十七日  神嘗祭遥拝式

十月廿日  皇后陛下御誕辰祭

十月廿日  恵比寿講

稀代の陰陽師、安倍晴明公(九二一~一〇〇五)

ご祭神、安倍晴明公は平安中期、賀茂光栄と共に陰陽道に秀で、摂関家(藤原氏)をはじめとする貴族たちに重用され、各種の行事の勘申や泰山府君祭などの様々な神事を行いました。

「今昔物語」や「宇治拾遺物語」には、その眼力は人の目には見えない悪鬼や怨霊を見出し、その方術の強さはどのような呪いをもはね返し、また式神と呼ばれる鬼神を自由自在に操っては、京を脅かす悪鬼や怨霊を退治したと記されています。

化生の者」として

晴明公の生涯は謎に包まれています。「臥雲日件(がうんにっけん)録」によると、晴明公は「化生の者(妖魔のように親を持たない、自然に世に生み出された存在)」であるとされています。

最もよく知られる晴明公出生にまつわる伝説は、晴明公の母が狐であると云うものです。

「簠簋(ほき)抄」には、晴明公の母は和泉国(大阪府)信太の森の老狐であると記されています。老狐が遊女に化けて旅をしていた途中、常陸国(茨城県)筑波山麓の猫島に三年間滞在し、そこで老狐は安倍仲麻呂の子孫と出会い共に暮らすようになり、安倍の童子(晴明公)を産んだとされています。

母は童子が三歳の時、狐の姿を見られた為に、恋しくば訪ね来て見よ和泉なる 信太の森のうらみ葛の葉と云う和歌を残して姿を消しました。

童子は京に出て清明(晴明)と名乗るようになった後、信太の森を訪ねて母と再会し、母が信太大明神であったことを知ります。

母親が狐なのではないかと云う話は、晴明公が昼間は寝ていて夜中にしか出歩かなかったことや色白であったこと、式神を駆使して方術を施したり、前世を言い当てたり、予言したりなど、人間離れしていたことからこのような噂が広まったと言われています。

大陰陽師としての秘術の数々

晴明公が何歳で陰陽師になったのかは記録にはありませんが、陰陽師として発揮した秘術の数々は「今昔物語集」「宇治拾遺物語」「古今著聞集」や公卿の日記にも残されています。

一、花山天皇の前世を見抜いた。「古事談」

一、式神と云う鬼を自在に操った。「今昔物語集」

一、死者を蘇らせることが出来た。「今昔物語集」

一、人の操る式神を隠す力があった「今昔物語集」

一、花山天皇の譲位を予知出来た。「大鏡」

一、人の感情を操る事が出来た。「北条九代記」

一、どんな呪いをも返すことが出来た。「宇治拾遺物語」

一、在原業平の家を災害から封じた。「無名抄」

一、藤原道長の命を眼力で救った。「古今著聞集」

これらはいずれも占術や方術を駆使し、人の過去も未来も見通し、人にあらざる力を使った晴明公の秘術に関する証言です。

晴明公と龍宮伝説

また複数の神社に晴明公の龍宮伝説が伝わっています。

安倍童子(後の晴明公)は鹿嶋明神への参詣の途中、子供たちに殺されそうになっていた蛇を助けると、蛇は助けられたお礼に童子を龍宮に招き、蛇が乙姫であることを明かしました。龍宮から帰った童子は、鹿嶋明神の境内で飛んできた二羽の烏が鳴くのを聞きます。すると烏薬の効果で烏の鳴き声が人語のように分かりました。鳥たちは「都で村上天皇が重病で苦しんでいる。病気の原因は去年、神殿を造営した時丑寅の方角(鬼門)の柱の礎に蛙と蛇を埋めたからだ」と云う内容の話でした。童子は京に上って「天下無双の博士」と書いた札を立て、これが廷臣の目に留まり、童子に天皇の病気の原因を占わせることになりました。そして童子の言う通りに蛙と蛇を取り除くと天皇は快癒しました。童子はこの功によって官位を賜り、その時が丁度清明節であった為に、清明(晴明)と云う名を授かりました。

幼少の頃から百鬼夜行を見る

晴明公は並ぶ者がいないほどの陰陽師と云われた賀茂忠行に陰陽道を師事しました。幼い頃からその道に秀で、忠行は晴明公に「些かも心もとない事」は無かったと言われています。晴明公に陰陽師としての天資があったことは「鬼共」が見えたという話から伺えます。「今昔物語集」には、牛車に乗った忠行に同行して歩いていた晴明公が下京あたりで百鬼夜行を見たと言って、寝ていた忠行を起こし、すんでのところで難を逃れたと云う話があります。幼少の頃から鬼が見えるという事は、晴明公の呪術者として天賦の才があったことを伺わせます。このような優れた才能の持ち主であったからこそ、忠行は自らの持つ全ての陰陽道の奥義を晴明公に授けたのでした。 

(つづく)

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