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2012年9月30日 (日)

桔梗だより 平成24年1月号

12月の陰陽會の祭典および行事

12月23日 天皇御誕辰奉祝祭を斎行致しました。

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12月24日 大正天皇多摩陵遥拝式執行

12月31日 師走大祓式・除夜祭斎行致しました。

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一月の陰陽會の祭典及び行事予定

一月一日 歳旦祭

一月三日 元始祭

一月七日 昭和天皇武蔵野陵遥拝式

年頭に当たり     陰陽頭 舊事希軍

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新玉の年の始めにあたり、謹んで皇室の御安泰を寿ぎ奉り、大御代の弥栄と皆様のご繁栄、ご健勝を心よりお祈り申し上げます。

昨年は年明け間も無い三月十一日に、東北から関東地方にかけての広範囲を襲った東日本大震災をはじめ、その傷も癒えぬまま九月には和歌山県を中心に関西地方を大型の台風に見舞われ、更には年末には日本全体に大寒波が襲来すると云う、一年を通して日本列島は自然災害に見舞われ、数多くの国民の命を失った年となりました。

東日本大震災は千年に一度と言われる、平安時代に発災した貞観地震以来の大地震であり、地震による大津波に襲われた福島第一原発は菅政権による度重なる失策によって建屋が吹っ飛ぶと云う水素爆発を起こし、その結果放射能が広範囲に亘って漏れ出ると云う前代未聞の事故が起きてしまいました。核や放射能に対してアレルギーを持つ日本国民が多い中、政府、東電、マスコミそれぞれが中途半端な情報を拡散したことで、益々国民は動揺し、未だに収まる気配を見せておりません。

大地震に見舞われ、原発事故の犠牲となった東北や福島をいち早く復旧させねばならないところ、菅首相は指導力を発揮するどころか、一向に動こうとしない為、業を煮やした自民党が内閣不信任案を突き付けた結果、民主党内のゴタゴタによって結局は否決されて、恋々と首相の座に居座り続けたのでした。

その間、被災地の方々は一向に復旧しない故郷にいつまでも居続けるわけにはいかないと、故郷を捨てる人々も数多くおられたのではないでしょうか。民主党政権の無策によって、未だに多くの国民が打ち捨てられた状況下に措かれているのです。

菅首相がいつまでも首相の座から降りようとしない状況を見て、民主党内でもこれでは国民から見放されると考えたのか、九月の民主党の代表選挙によってやっと菅首相を引き摺り下ろし、次に首相の座に就いたのが野田首相です。以前、野田首相が保守的な論調を展開していたことから、保守層の中からも野田首相を歓迎あるいは期待する声が上がっていましたが、閣僚人事を見て多くの人が失望し、更には頑強な増税論、突然のTPP交渉参加を口にして、党内をはじめ国会での討論も無く、次々と独裁的に自己の主張を断行していく様子を見て、野田内閣発足からたった三か月で、保守層も野田首相の危険性を感じるようになりました。

また積極的に被災地を行啓されてこられた天皇陛下は、そのお疲れからか十一月には軽い気管支炎になられたことで長期のご入院を

されましたが、御退院後に突然出てきたのが、羽毛田宮内庁長官による「女性宮家」の創設であり、野田首相は「喫緊の課題である」として年明け早々にも政府内で議論するとしています。

東北の復興はおろか復旧さえままならない中で、混迷する日本経済はデフレ脱却の糸口すら見出す事が出来ずにいますが、野田内閣は財源を確保する為、東北の復興の為と称して、大増税に踏み切ろうとしています。数多くの良識ある経済論者の方々によれば、今増税を行えば、日本は亡国となるの他ありませんが、増税ではなく復興債、建設国債の発行によって、内需の拡大を図り雇用を創出し、日本が大きく景気回復をする方法があると声高に主張しているにも拘らず、民主党政府は全く聞く耳を持ってはおらず、全く日本の景気回復をする意志が無いとしか言えません。

将に国難の時代到来となりました。

翻って世界に目を転じますと、比較的好調と言われていた支那経済にあっても最早バブルははじけ、これ以上の経済発展は見込めないと考えられています。

欧米の経済状況もその深刻の度合いは益々深まるばかりで、将に世界大恐慌の様相を呈しておるのであります。

本年は一体如何なる年となるのかと云う予想をしてみるのに、本年の干支である壬辰(みずのえたつ)と云う年は、一五九二年文禄元年の壬辰に文禄の役と云う豊臣秀吉による朝鮮出兵が為された年であります。因みに朝鮮側では壬辰の倭乱と云う呼称を使用しています。加えて時代が下り、壬辰ではありませんが、辰年に起きた、慶応四年(明治元年)の戊辰の役では、王政復古を経て明治政府を樹立した薩摩藩・長州藩らを中核とした新政府軍と旧幕府勢力及び奥羽越列藩同盟との内戦、戊辰の役が勃発しました。

更に明治三十七年の甲辰の年には日露戦争を開戦し、世界で初めて有色人種である日本が白人国家露西亜を打ち負かしました。

更に時代が下って昭和二十七年は壬辰の年でサンフランシスコ講和条約を調印し、昭和二十年のミズーリ号艦上での屈辱の調印以来、六年八か月に及んだGHQによる占領統治が終了し独立を果たしました。

また昭和三十九年の甲辰の年には東京オリンピックが開催され、世界中に日本が完全に戦後復興を遂げた事をアピールする国威の発揚が為されました。

このように、辰年とは劇的に我が国に大きな変革をもたらす年であります。

ところで本年二〇一二年は、一月に台湾で総統選挙、三月に露西亜、十一月に米国、時期は未定ですが南朝鮮、仏蘭西でそれぞれ大統領選挙が、支那では代表が入れ替わる党大会が予定されており、世界の情勢や経済に大きな影響を与える複数の国・地域で指導者が交代する年であります。台湾に於いては今まで政権を担ってきた支那寄りの国民党、馬英九政権に陰りが見え始め、親日派の民進党が勢いを増しています。露西亜では昨年十二月、長期執権を握ってきたプーチン首相に反発する大規模デモが起きた事で、次期大統領選に出馬予定することが難しい状況になってきました。米国ではオバマ大統領の指導力の無さが表面化してオバマ大統領の支持が低下し、再選は難しいと言われています。

そして北朝鮮では金日成生誕百周年、金正日生誕七十周年を迎える年でありましたが、金正日総書記が昨年十二月に突然死去すると云う予想もしなかった事態が起こり、北朝鮮を巡る我が国を含めた周辺諸国の状況が流動的になって参りました。次の指導者は予てから言われていた三男の金正恩氏が後継とされているようですが、二十代と云う若さで指導力がどこまで発揮できるのか全く予想もつかない状況です。安倍総理は自身のメルマガで、今こそ拉致被害者奪還の好機也としていますが、民主党政権でどこまでその好機を活かせるのか甚だ疑問であります。世界中が変革の時を迎えています。

話は我が国に戻りますが、本年は明治天皇崩御より百年の節目の年です。日本の近代化を成し遂げ、亜細亜を白人からの解放へ導くきっかけを築いて下さったのは明治天皇であります。

壬辰と云う我が国にとって大きな変革を迎える年にあたり、今こそ明治の精神に立ち返り、我が民族は国難打開の一歩を踏み出し、混迷する世界を牽引するリーダーとなるべきであります。

その為にも戦後レジームから脱却を進めて、日本の誇りを取り戻した形での震災復興を一刻も早く成し遂げ、内需拡大によって世界に先駆けてデフレからの脱却をし、新秩序建設の為立ち上がる秋(とき)が来たのであります。

今までグローバル化と云う事で、日本的な経営方法や日本人的な発想が否定され続け、只管欧米的な方法に転換してきましたが、実は日本的なやり方にこそ難局を打開する糸口があるのであり、今こそ世界に向けて日本的な経営方針を打ち出して広げていくことで、世界的な恐慌を乗り切る可能性を見出すべきです。日本的な経営方針や日本的な精神を世界に輸出して、大恐慌脱却の道筋をつけてやるべきなのであります。

グローバル化などと云う戯言を直ちに廃し、家族的で国民が助け合い、希望と喜びに満ち溢れた一億総中流の復活に向けて邁進すべきであります。

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