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2012年10月 4日 (木)

Ⅰ神葬祭前儀  (1)枕直しの儀

Ⅰ神葬祭前儀 

 (1)枕直しの儀

故人に対する最初の儀礼として、その死を憂い、生前の高き徳を偲びつつ、今後の葬儀の段取りを整える儀式です。

ご遺体を殯室(ひんしつ・遺体を安置する部屋)に遷して、首位を北方(もしくは東方または室の上位)にして安置し、顔を白布で覆い、枕頭(ちんとう)に白色の枕屏風を立て、灯を点し、守刀(まもりがたな)又は守鏡を枕元に置きます。

守刀は小案(小机)の上に柄を向こう側にして、刃をご遺体に向けないようにします。

前面には案を設け、常饌(じょうせん・生前の好みの食べ物、生臭物でも忌みません)もしくは洗米・米・塩・水などを供え、家族、近親者、親しい知人が慎んで傍らに控えて、静かに故人の安らかな眠りを祈ります。これが枕直しの儀と言います。

本来は全ての祭儀に神職を招くのが原則です。

Photo

ところで本来は喪にあたっては喪屋を建て、そこにこもって一連の葬儀の祭儀が行われます。

母屋とは別の家にこもるのは別火のためで、家の神を穢さぬ為であり、喪にこもる人は他人と飲食を共にせず、家族の中に他人が居ればこれと部屋を異にして飲食します。

又忌服にかかっていない者が、もし喪家(そうか)の食をとると、七日間神社参拝を遠慮し、耕作に従わない地方もあります。

血縁の者は喪家に集まって火食をともにし、葬儀にあたります。これを「元火を食う」と言います。外部との交渉は近隣の者が集って手伝いをし、その食事の煮炊きは喪家と火を異にして喪家の食をとらないとか、喪家の者は手伝いに一任して口を出しませんでした。

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