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2012年10月14日 (日)

(5)祖霊舎の祀り

(5)祖霊舎の祀り

家族の誰かが身罷(みまか)った場合には、その人の御霊はその一家の祖霊と合祀され、やがては守護神となって子孫や一家を守護(まも)ってくれると云う我が国古来からの祖霊祭祀があります。

子孫は先祖に対して日々のお祀りはもとより、個々の先祖の年祭(年忌)を鄭重に奉仕して祟り神とならない様に鄭重にお祀りしなければなりません。

その為に日毎に祖霊へのお祀りを行う事は神棚のお祀りと同様ですが、祖霊舎のお祀りで大切な祭儀は、正辰(せいしん)祭と云う故人の帰幽の当月当日つまり祥月(しょうつき)命日にその故人を追慕して執り行うお祀り、春秋の彼岸の時季に執り行う春季霊祭・秋季霊祭並びにお盆の時期の御霊(みたま)祭です。

御霊祭に関しては、帰幽後一年以内にお盆を迎える場合には、新御霊祭(あらみたままつり)として、

一年祭を迎えるまでの不安定な荒ぶる御霊を鎮め祀る為に特に鄭重に執り行う必要があります。

これらの祭儀は恒例の祖霊祭であり、その日々には神職を招いて鄭重な祭祀を執り行う事が重要です。

年祭(式年祭・年忌)

祥月命日に特別の祭祀である正辰祭を執り行う事は当然ですが、一年祭を経た後の年祭は、三年目(満年数、以下同様)の三年祭を始めとして、五年祭・十年祭・二十年祭・三十年祭・四十年祭・五十年祭・百年祭と順次斎行し、百年祭以降は百年毎に行われます。

これらの祭儀は重儀ですから鄭重に祭儀を行う必要があります。

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春秋二季の霊祭

春分の日には春季霊祭、秋分の日には秋季霊祭を執り行います。

春秋の祖霊祭は祖先をお祀りする日であり、皇室では皇霊祭が執り行われます。

春秋の祖霊祭に於いて先祖代々の御霊に対して子孫が追慕追悼(ついぼついとう)の誠を捧げると共に、祖先の加護をお祈りします。

御霊祭・新御霊祭

御霊祭とは仏式で言うところのお盆つまり盂蘭盆会(うらぼんえ)にあたります。

今では仏式の方が一般的になってしまいましたが、元々は幽世(かくりよ)から祖霊をお迎えして鄭重にお祀りし、日々の加護と子孫の繁栄をお祈りすると云う神道の祭祀が仏教と融合した行事がお盆となったものです。

帰幽して初めて迎える御霊祭りを新御霊祭と云い、特に鄭重にお祀りしなければなりません。

帰幽して一年以内の御霊は、たとえ幽世である常世の国あるいは黄泉の国に帰っていたとしても、極めて不安定であることから荒霊(あらみたま)の状態であると云えます。

この荒霊はいつ何時祟り神に転じるとも限らないので、折々の霊祭を通して鄭重に鎮め祀る必要があるのです。

鄭重に鎮めに鎮めてお祀りすることで、御霊が祟り神にならないようにしなければなりません。

様々な霊祭を通して鎮め祀ることで、次第に御霊は鎮まっていき、荒魂は和魂に、和魂は幸魂に、やがて百年祭を迎える頃には幸魂は奇魂になり、子孫を見守る存在となっていきます。

荒ぶる霊魂(人霊)を放置していると、災厄をもたらす疫神(疫鬼)となりますが、神霊として鄭重に鎮め祀ると災厄を防ぐ神へと転じ、やがては守護神となるのです。

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