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2014年3月

2014年3月11日 (火)

桔梗だより 平成26年2月号

1月の陰陽會の祭典および行事

11日 歳旦祭を斎行致しました

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13日、元始祭を斎行しました

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17日昭和祭を斎行致しました

17日 恵比寿祭を執行致しました

113日 成人祭を執行致しました

2月の陰陽會の祭典及び行事予定

23日 追儺式・節分祭 

211日 紀元祭 

217日 祈年祭 

伊勢神宮の変遷 ()

 

 我が国は本来、神道の国であります。しかしながら六世紀に支那・朝鮮半島から渡って来た渡来人の技術力・経済力を背景に権力を手中にした蘇我氏は、彼らがもたらした仏教を積極的に国内に広めようとした時、神道を奉じる天孫降臨の時代から大王に仕えてきた物部氏とは、当然敵対関係となりました。五八七年、仏教を推進する蘇我氏派と日本固有の神々を崇める物部氏派の二つに別れて争いが勃発し、物部氏派は滅ぼされ、その後仏教が我が国に急速に広まっていきました。

 奈良時代半ばには神仏習合が始まり、明治維新によって神仏分離が為されるまで、千年以上に亘って神と仏が混在する状況が続いてきたのです。

 仏教とは最も距離を置いていた伊勢神宮に於いても例外ではなく、神仏習合の波は押し寄せてきました。

 平安時代に最も勢力を伸ばしたのは大日如来を戴く密教でした。十一世紀以降、大日如来はこの世をあまねく照らす太陽神を前身とし、釈迦をも包含する宇宙的な根源仏と考え、太陽の化身という点で、天照大御神と共通であるとし、大日如来は天照大御神と同体であると説いています。そこで密教は神祀りの頂点に君臨する伊勢神宮に目を付け、内宮・外宮の両宮を両部曼荼羅と結び付け、内宮を胎蔵界、外宮を金剛界と位置付け、両宮が両部曼荼羅を体現していると喧伝しました。密教世界の根幹には、空海が支那からもたらした胎蔵界と金剛界からなる両部曼荼羅があります。神宮を密教の世界観でからめ捕り、その中に納めてしまったのが両部神道です。

 そもそも神道では仏教に対しては「疫病神」として忌み嫌っており、仏教関連の言葉は忌詞(いみことば)として禁じていました。例えばお経を「染紙(そめがみ)」、寺を「瓦葺(かわらぶき)」、僧侶を「髪長(かみなが)」と言い換えることで穢れを避けていたのです。そして神宮に仏教が入り込むことを拒んでいましたが、両部神道の教説は神宮の神職に入り込み、神宮が密教に染まった時代がありました。 

 (次回に続く)

参考文献「伊勢神宮と天皇の謎」武澤秀一著

 

建築にまつわる話(一)

 ここのところ「家」に関するご質問を頂いたり、地鎮祭を執行する機会がありましたので、人生を左右するほど重大な「家」について、陰陽道の観点を含めていくつかお話したいと思います。

 先ず、家を建てる際に重要なのは土地(場所)選びです。近年は新しく開発した土地や昔ながらの地名を変えて、「光が丘」「希望ヶ丘」など、その土地と全く無関係の地名を付けている場合が多々ありますので、分かり辛くなっていますが、土地を選ぶ際には極力昔から伝わっている地名を見極める事が重要です。

昔ながらの地名は、その土地固有の由来によって付けられている場合が多く、例えば水害に弱い場所には「さんずい」の付く地名や水に関わる地形、水辺に多い建造物・動植物があります。

(さんずい)沼、浜、洲、淵、浦、河、江、沢、池、津など
 
(水に関わる地形)田、砂、谷、崎、窪、袋など
 
(水辺に多い建物)井、橋、堤、船など
 
(水辺の動植物)亀、貝、竜、鴨、鶴、萩、荻、蓮、菅、薄など
 
 また、かつての刑場の跡地、寺、墓地周辺などは、陰陽道の観点から「穢れ」にまつわる場所であり、このような所は禍を招きます。

 かつての刑場・火葬場・精神病院などが建てられた場所は、元々山深い場所、人けの無い場所であり、本来住宅地などにはならない所でしたが、近年は本来住宅地になり得ない場所まで開発して、これらの穢れにまつわる場所と隣接させるほどの場所に家を建てています。このような場所は恐らく廉価で販売されている事と思いますが、単に価格の問題で土地や家を選ぶことは非常に危険な事だと言えます。

 その逆で東京に於いては、江戸時代、大名や旗本の屋敷などがあった場所は土地として穢れの少ない非常に良い土地であり、そのような場所は現在でも非常に高価で、一般庶民には中々手が出ません。

 しかしながら、このような良い土地のすぐ近くでも通り一本挟んで、或いは川を挟んで、全く価値の無い穢れた土地や危険な土地が存在していたりしますから、良い土地の傍だからと言って周辺の土地凡てが良い訳でもないと云う事もあります。

 寺とは反対に神社は神様をお祀りする為に、穢れの無い土地に建立されています。しかしながら住宅を建てる際に、神社の傍なら良いのか、ということでもないらしく、さる不動産経営をされている方のお話によると「宮前・宮後は栄えない」と云う話もあるそうで、神社のすぐ傍は、宜しくないかもしれません。

 また、新しく土地を購入する場合、三角形や台形のような歪な形の土地は禍を招きます。特に三角形の土地は要注意です。出来るだけ四角形に近い形の土地を選ぶことが重要です。

 土地選びは、先ず地名から見極めて、昔どの様な土地であったのかと云う事を確認し、土地の形も出来るだけ歪でない形状を選ぶことが、禍を遠ざける方法と言えます。      (続く)

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