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2014年8月 8日 (金)

桔梗だより 平成26年8月号(平成26年8月1日頒布)

7月の陰陽會の祭典および行事

722日 結婚感謝祭を斎行致しました。

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8月の陰陽會の祭典及び行事予定

815日日  戦没者慰霊と世界平和祈願祭

安倍政権の新成長戦略「観光立国とカジノ合法化」

 

 安倍首相は、観光立国を目指す成長戦略の一つとして、カジノ解禁に積極的です。カジノを中心とした統合型リゾート(IR)構想によるもので、世界中から富裕層を呼び込んで日本での経済の活性化を目指そうとするものです。当初東京と大阪が名乗りを上げていましたが、今では地方都市も経済活性化につながる起爆剤として名乗りを上げています。

 

 そもそも何故日本が「観光立国」を目指すのかと言えば、長引くデフレや景気の低迷、人口の減少・少子化によって地域経済が打撃を受け、内需拡大が見込めないことから、我が国は最早観光と言う手段によってしか経済活性化の方法が無いと云う判断によるものです。つまり地域の定住人口が減少していくことで、各地域での消費額も減少してしまいますが、それを補う為に海外からの旅行者を呼び込めば、少人数で消費額が伸びると想定しているのです。また観光産業に従事させる事で雇用創出にもつながると云うものです。

 このような観光立国を目指すと云う方針に基づいて小学校からの英語教育の充実を掲げていると考えられます。海外からの旅行者との交流には英語は欠かせないと云う事なのでしょう。

 

 更に観光立国の延長線上にはカジノを中心とした統合型リゾート構想があります。先進国では日本だけがカジノが無いと言う事から、カジノを合法化して国の管轄下に置き、税収を増やすと云う観点で安倍政権に於ける新成長戦略の柱となっています。

 

 ところで我が国には、戦後パチンコ屋が至る所に存在しています。駅前の一等地から住宅街など場所を選ばず、都市部から地方まで凄まじい数で林立しています。しかしながら近年、痛ましいニュースとして、母親がパチンコに熱中して、駐車している車内に子供を閉じ込めたまま脱水症状で死亡させたり、依存症に陥って借金まみれになり、最悪の場合は自殺するケースもあると聞き及んでいます。パチンコ依存症は麻薬同様、簡単には立ち直ることが出来ない大変な社会問題にもなっています。パチンコは表向きはゲームと言う事になっていますが、裏で違法に換金している事は誰もが知っている事であり、違法でありながら警察官の天下り先でもあることから、目を瞑っているのが現状です。

 

 そもそもカジノとは日本語で言えば賭博場です。

 何と「続日本紀」によると、飛鳥時代の段階で、博奕などの賭け事に対する取締が行われていた事が判明していて、本人の他その家の主人も同罪とされたと云います。(ウィキペディア参照)

 江戸時代には博打で摘発されると島流しになりました。このように我が国では古来より「賭け事」に対しては厳罰を以て処せられるほどに、統治者は厳しく対処してきました。それだけ「勤勉」を旨とし、あぶく銭を忌み嫌ってきたのが日本人ではないのではないでしょうか。

 

 しかしながら、現政府は「観光」と称して古来から違法としてきた博打を合法化しようと動き出しています。日本人の本質を歪めかねないカジノ合法化の動きは非常に違和感と嫌悪感を覚えずにはいられません。

 

 表向きは地方自治体の収入増の為としていますが、賭博と言うのは単なる商売では無く、胴元が全て仕切っています。

 

 世界のカジノを牛耳っている「胴元」は米国政府と中国政府であり、実働部隊はそこから「営業ライセンスを得ている」大手のカジノ運営会社です。世界最大のカジノであるマカオ(澳門)の「胴元」は中国政府です。「胴元」である中国政府から「営業ライセンスを得ている」カジノ運営会社は、マカオのカジノ王・スタンレー・ホー(92才)率いる澳門旅遊娯楽、香港のギャラクシー・エンターテインメント(銀河娯楽集団)、それに米国資本でウクライナ系のシェルドン・アデルソン率いるサンズ、ステーブ・ウィン率いるウィン・リゾーツ、カーク・カーコリアン(95才)率いるMGM5社です。この5社が、そのまま世界のカジノ運営会社の大手5社です。たとえばマカオでほかの会社がカジノ付ホテルを建設したとしても、そのカジノの運営(つまり最も収益性の高いところ)は、この5社のどこかに委託しなければなりません。(闇株新聞2013/4/26一部転載)

 

 

 このように、各自治体がカジノを中心とした統合型リゾートを建設しようとも、結局は胴元、つまり米国と支那が大半を吸い上げる事になるのであり、日本が潤沢に潤うなどと言うのは幻想にすぎません。加えてマカオのカジノ周辺には、質屋と売春宿が至る所にあるとのことですが、博打に質屋と売春婦が付き物である事は暗黙の了解事項でしょう。オーストラリアのカジノ内には、ギャンブル依存症の人の為の精神病院まで設置されていると報道していましたが、パチンコでさえも依存症で人生が破滅している人が続出しているのですから、当然の事と言えます。

 

 いくら観光収入を上げる為とは言え、古来から違法として一般人から遠ざけて来た賭け事を、政府が合法化してまるでカジノ誘致が明るい日本の未来を約束しているかのような宣伝をするとは如何なものでしょうか。

 日本人が賭け事に対して嫌悪感を持つのは、祖先が長きに亘って戒めてきたことだからであり、日本の国柄にそぐわないからでしょう。賭博はあくまでも表ではなく裏稼業の極一部の人間によって行われてきましたが、それも違法にされてきたことである、という常識的な観念を失ってはならないと考える次第です。

建築にまつわる話(五)

 今回は上棟祭・宅神祭に関してのお話です。

新築の際に地鎮祭については多くの方が希望されますが、棟上げに際して上棟祭を依頼される方はかなり少なく、更には宅神祭(たくしんさい・住宅が完成した後、入居前に執行する祭典)については、殆どの方に知識が無く執り行うケースは極希(ごくまれ)です。上棟祭についても神職による祭儀では無く、大工らと飲食を共にする「上棟式」に変えられている事も多々あります。

 しかしながら陰陽道の立場で言えば、新築の際に最も重要な祭儀は地鎮祭よりも上棟祭です。神々を数える単位は「柱」ですが、日本の旧家屋の中心の柱は大黒柱と呼ばれ、伊勢神宮正殿の柱は心御柱(しんのみはしら)で、建物の中心の柱をはじめ、家屋のひと柱ひと柱に神々が宿ります。

 地鎮祭は土地の神々に対して行われる祭儀ですが、上棟祭は建築に関わる神々である、屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)、屋船豊宇気姫命(やふねとようけひめのみこと)、手置帆負命(たおきほおいのみこと)、彦狭知命(ひこさしりのみこと)、産土神(うぶすながみ)をお祀りします。これらの神名を記した棟札を中央の柱に奉斎し、一番高い棟木には魔除けの為の上棟幣(じょうとうへい)という大きな御幣(ごへい)を立て、作り物の弓矢、日の丸の扇などを飾ります。上棟祭は、「棟上げ式(むねあげしき)」とも言い、建物の守護神と工匠の神々にこれまでの工事が無事に進んだ事を感謝すると共に、竣工に至るまでの安全と建物の永遠堅固を祈念致します。

 宅神祭は工事完了後、入居前に執り行います。地鎮祭から始まった工事が上棟祭を経て無事に終了し、建物の無事完成を神々に奉告し、建物の堅固長久と施主の弥栄を祈念致します。

 以上の様に地鎮祭・上棟祭・宅神祭を全て執り行う事で、神々のご加護によってそこに住まう家族が安心して居心地良く、更には益々繁栄する事が出来るのです。

【陰陽道の方術とあやとり】

 日本の子供の遊びに「あやとり」があります。一本の紐で輪を作り、両手指に絡めて様々な形を作る遊びです。世界中にあやとりは存在しているようですが、陰陽道では「あやとり」は「綾を取る」と考えます。「綾」とは物の表面に現れた様々な模様のことで、特に線が斜めに交わった模様の事を指します。

 そのことから表面的には見えないけれども辿ると見えてくる社会や世の中の入り組んだ仕組みや裏表などの意味があります。個人に置き換えれば、無意識の内に絡まっている複雑な諸問題、或いは穢れなどが「綾」であり、その「綾」によって人生は左右されると考えます。あやとりは子供の遊びとして定着していますが、実は子供達はあやとりと言う遊びを通して、その家の綾を解きほぐしていたのです。

 とは言え、複雑にもつれた糸は、容易に解きほぐす事はかないません。陰陽道の方術とは、もつれた糸を少しずつ解きほぐしていく事でもあります。人間に限らず、場所・建物・組織・大きくは国などの様々な綾、もつれた状態をも解きほぐすのが陰陽道です。

 綾は解きほぐしても新たに次々ともつれ、完全に解きほぐす事は中々困難な事ですが、もつれた状態を放置していれば、一層もつれがひどくなるわけですから、清祓・御祈願によってて解きほぐしていく事で、未来を変えて頂きたいと思う次第です。

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