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2014年11月

2014年11月11日 (火)

桔梗だより 平成26年11月号(11月1日頒布)

10月の陰陽會の祭典および行事

 

106日 十三夜祭を斎行致しました。

26106_001


1010日 産巣日祈願祭を斎行致しました。

1017日 神嘗祭遥拝式を斎行致しました。

1020日 皇后陛下御誕辰祭を斎行致しました。

1020日 恵比寿祭を斎行致しました。

 

11月の陰陽會の祭典及び行事予定

113日  明治祭

1115日 大願成就祈願祭

1123日 新嘗祭・日本景気復興祈願祭

12月に迫る消費税再増税の判断

 今年四月に消費税は五%から八%に増税され、約半年が経過しました。当初、八%に増税後は更に十%に増税する事は暗黙の了解のような空気が流れていました。

 然しながら当初想定されていた、増税前の駆け込み需要を見込んだ増税後の反動減と云う景気の減速は、ここに来て思った以上の落ち込みになってきています。実際、ニュースなどでも景気の悪化が伝えられ、消費者はお財布から次々と万札が消えて行くが、何に使ったのかも分からない様な状況であると、街角アンケートなどでの答えが聞こえてきます。

Tdb

 また企業側も増税後の三ヵ月は反動減で想定内としていながら、八月に入っても一向に景気が良くなる気配が無く、株式会社帝国データバンク(TDB 産業調査部の景気動向調査によると表のような結果になっていました。

 このような全国的な景気の悪化にも拘らず、自民党の「谷垣禎一法相は十八日、~安倍政権が年内に判断する消費税の引き上げについて『十%にもっていけない状況になると、アベノミクスが成功しなかったとみられる』と述べ、予定通り10%に上げるよう訴えた。」(朝日デジタル八月十八日)と、増税に前向きな発言をしました。

 然しながら良く考えてみれば、五%から八%に増税された時も、アベノミクスの成功によって景気は上向きデフレは脱却しつつあると云う名目で増税が行われました。確かに一部の大企業サラリーマンは給与が上がり、ボーナスも増えるなどして実質賃金の上昇があった事は事実ですが、その他中小企業や小売業、自営業などは景気が上向いているという実感は殆ど無い中、いきなり八%増税に踏み切られ、結局はずるずるとそのまま景気悪化に拍車をかけて現在に至っています。谷垣氏の発言は、増税は「アベノミクスが成功している事をアピールする為に増税すべきだ」と云う意味に聞こえるのであり、景気の悪化などは問題ではない、と言わんばかりです。

 実際、消費税の増税は景気の悪化は問題では無い、と云うのが事実でしょう。と云うのも、抑々増税論議は「財政再建」と「税と社会保障の一体改革」が目的で始まったのであり、この目的完遂の為には「税収を増やす事」が必要なのであり、景気が悪化しているかどうかは問題では無いからです。

 「財政再建」問題は所謂「国の借金問題」と呼ばれるもので、「国の借金が一千兆円を超えるような状況で、尚且つ毎年借金が増え続ける中、このまま子孫にツケを回して良いものか?」と云うものです。「増税をすれば税収が増える」と云う前提に立った議論ですが、平成九年、橋本政権下で行われた三%から五%に増税された時には今回同様、景気の悪化により所得税や法人税が減収し、結局は全体の税収は落ち込みました。

 また「税と社会保障の一体改革」問題は、少子高齢化と云う問題を抱える昨今、高度に社会福祉制度が発達した我が国にあってはその負担に応じる為の若年層の労働人口が少なく、社会福祉が破綻しかねない事から、景気の変動に左右されず、安定的に徴収できる消費税を増税する事で賄おうと云う議論です。

 抑々、本当に我が国はギリシャの様に国家が破綻しかけていて、財政再建が必要なのでしょうか?政治家やマスコミが、こぞって「子孫にツケを回してはいけない」と口を揃えてテレビで国民に洗脳していますが、事実は全く異なっています。よく、国家の借金と個人の借金を同列に例えて返済しなければ大変だ、という理屈を述べていますが、国家と個人では「借金」の意味が全く異なることを説明していない事から、国民が騙されているのです。

 日本は世界最大の債権国(世界で最も外国にお金を貸している国)であり、しかも自国通貨建てで国債を発行し、債権者の殆どが国内の投資家であり、国債を最も保有しているのは国内の銀行です。先般十月十六日、参議院財政金融委員会に於いて、自民党の西田昌司参議が質問に立った際、麻生太郎財務相は上記のような理由から「日本が財政破綻する事はあり得ない」と明言致しました。財政破綻しないのであれば早急な「財政再建の為の消費税増税」はあり得ないと云う事になります。

 また「税と社会保障の一体改革」が待った無しである、という声も聞こえてきますが、増税により更なる景気の悪化で税収全体が落ち込むのであれば、一体何の為の増税か、と云う事になります。確かに少子高齢化で高齢者の医療費や生活保護費が莫大な金額に膨らみつつあるのは確かですが、「足りないから集めろ」と云う短絡的な発想では、国民が徴税で苦しむばかりで抜本的な解決には成り得ません。特に社会保障で大きくのしかかっているのは生活保護費で、外国人への支給や不正受給の見直しを進めて、根本的な社会保障の在り方を変える必要があります。

ミクロの視点で穴が開いたところを塞ごうと云う様な小さなやり方では無く、マクロの視点でもっと全体を浮揚させる方向で考えなければ、国も国民も疲弊していくばかりです。

 既にマスコミは景気の悪化を声高に伝えると同時に、節約や預貯金を促しており、これはデフレから脱却しつつある筈の我が国の経済が、逆戻りしてデフレに拍車をかける事になってきています。

 安倍首相は十二月に平成二十七年十月から八%から十%に消費税率を引き上げるかどうかの判断を下すとしています。十月六日午前の衆院予算委員会で「引き上げの是非について、冷静に経済を分析し、経済・国民生活に資する判断をしたい」と語りましたが、大方の見方は「再増税に踏み切る」と云う事です。

 何故なら、与党も野党も、自分たちに増税の責任を負わされたくない議員らは、安倍首相に一任する事で増税の問題を一気に片付けておきたいという空気があります。安倍首相に対して景気の悪化を招くことになるという理由での増税反対を唱えるどころか、先の谷垣氏の発言の様に、「国際約束だ!」「増税しないとアベノミクスが失敗だと思われる!」など殆ど論拠の無い理由で安倍首相一人に責任を押し付けている始末です。

 安倍首相はと言えば、四月に殆ど無理矢理とも言えるような八%への増税を判断した心境を察するに、「決められる政治家」と云う称号が欲しいのか、誰にも出来なかった「増税」をやってのけた、という達成感を求めているようにしか思えません。

 第二次安倍内閣は政権発足以来、アベノミクスによるデフレ脱却を掲げて矢継ぎ早に第一・第二・第三の矢を放ち続けてきましたが、二年を経た今、アベノミクスが完全に失敗に終わっている事は誰の目にも明らかです。安倍首相が今やるべき事は、アベノミクスが成功しているという幻想の下での再増税ではなく、素直にアベノミクスの失敗を認め、デフレからの脱却と景気浮揚に向けた経済政策の練り直しを直ちに行う事です。

 即ち、グローバル(新自由)主義に基く企業の海外展開から内需拡大の為の国内での企業活動の活発化の推進、レベルの異なる財政出動によって公共事業など政府の支出を通じて景気を向上させ、雇用の機会を創出するなどして国民総生産を増加させる必要があります。安倍首相の決断如何で、国民が富むのか飢えるのかの分かれ道になります。

 

第十六代仁徳天皇 「民のかまど」

 昭和の後半には一億総中流とまで言われた日本人ですが、昨今の日本の政治は一部の大企業優遇、市場原理主義なる競争による資本主義経済を取り入れ、アメリカ同様二極化が進み、、日本に貧困層、所謂ワーキングプアと呼ばれる人々が増えつつあります。

  古来から我が国は、資源の乏しい国でありながら、上も下も良く働き(「はたらく」とは傍を楽にすると云う意味でもあります)、共に分け合う民族です。日本人のこのような精神の基になっているのは、恐らく第十六代仁徳天皇の故事、「民のかまど」ではないでしょうか。

 

 有名な話なので、多くの方がご存じだと思いますが、これは我が国の政(まつりごと)の基本であり、上が下から搾取して栄える事は我が国にはそぐわない政策です。

  評論家の西部邁氏は「経済」とは本来「経世済民(けいせいさいみん)」の事であるとよく話しておられますが、経世済民とは文字通り「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」事に他なりません。

 

高き屋に のぼりて見れば 煙(けぶり)立つ

 

  民のかまどは にぎはひにけり

 

(通釈)
 
 仁徳天皇が、高殿に登って国のありさまを見わたすと、民家のかまどから煙が立ち上っている。民の生活が成り立っていることをうれしく思う。仁徳天皇は即位されて4年目、高台にのぼって見渡されました。すると家々から炊事の煙が立上っておらず、国民は貧しい生活をしているのだと気づかれました。そこで3年間年貢などを免除されました。そのため天皇の着物や履物は破れてもそのままにし、宮殿が荒れ果ててもそのままにしていました。そうして3年、気候も順調で国民は豊かになり、高台に立つと炊事の煙があちこちに上がっているのが見えました。国民の生活は見違えるように豊かになりました。それを見て天皇は喜ばれ「自分は、すでに富んだ」と言われました。

 

 それを耳にされた皇后は「私たちの住んでいる皇居の垣は崩れ、雨漏りもしているのに、
 
どうして富んだといわれるのですか」と問われました。すると天皇は「昔の聖王は国民の一人でも飢え寒がる者があるときは自分を顧みて自分を責めた。今、国民が貧しいのは自分も貧しいのだ。国民が富んでいるのは自分も富んでいるのだ。未だかつて人民が富んで、君主が貧しいということはあるまい」と答えられました。

 

 やがて天皇に感謝した人々が諸国から天皇にお願いしました。「三年も課役を免除された為に、宮殿はすっかり朽ち壊れています。それに較べて国民は豊かになりました。もう税金を取り立てて頂きたいのです。宮殿も修理させてください。そうしなければ罰があたります」

 

 それでも天皇はまだ我慢してお許しにならなりませんでした。三年後にやっと許されると、国民はまず新しい宮殿づくりから始めました。人々は命令もされないのに、老人を助け、子供を連れて、材料運びに精出し、昼夜兼行で競争して宮殿づくりに励みました。その為またたく間に宮殿ができあがりました。それ以来天皇を「聖帝(ひじりのみかど)」と崇めるようになりました。

 

 日本の天皇は、初代の神武天皇以来、国民を「おおみたから」と呼んでいます。国民は奴隷として搾取する対象ではなく、宝として大切にするという姿勢です。仁徳天皇は、その姿勢で政(まつりごと)を行い、困窮者を救い、病者を慰問し、孤児や寡婦を扶助したと「日本書紀」にも書かれています。

 

 このように天皇は国民を慈しみ、国民は天皇を敬愛して、天皇と国民が家族的な感情で結ばれた状態を理想としてきました。それは他の国々には見られない日本独自の伝統です。そして皇室が古代から今日まで絶えることなく続いてきました。

 

 今一度政治家は仁徳天皇のご聖徳を仰ぎ見て、政の基本に立ち返るべきです。

 

増税によって民のかまどから煙が立ち上らなくなっている現状で、更なる重税を課そうと云うのは明らかに間違った判断です。

 

【建築にまつわる話】(八)

 

 家を建てる際、リフォームの前後には、土公神や建物におわします神々に障りの無い様祭祀を丁寧に執り行う事の重要性をご説明してきました。

  更に、家を家族が長く住み続ける安住の場所とする為に、毎年の家屋清祓をお勧めしています。

  居心地良く、家族が仲良く暮らせる家は、精神的にも肉体的にも安らぎや活力を得る事が出来る場所になります。

  逆に居心地が悪く、暗く冷たい家では、精神的にも肉体的にも大変な悪影響を及ぼします。

 

 様々なご病気をはじめトラブルなどのご相談を頂いた際、地鎮祭の有無・間取りなどを伺う事が多々ありますが、大方の場合、間取りに難があり、鬼門・裏鬼門に水場を設けているケースです。また、建売で地鎮祭を行っていない、地鎮祭の失敗、希なケースでは大工の不手際による「逆さ柱」つまり、柱を立てる際、木が本来生えていた方向と上下逆にして柱を立てている事もあります。逆さ柱は古来から忌み嫌われており、夜中になると家鳴り等を起こしたり、家運を衰退させたり、火災など様々な禍や不吉な出来事を引き起こすとされています。

 

 現代の建築家(設計士・大工)は、古来から伝わってきている事を「迷信」と片付け、余りにも無頓着に或いは合理性だけで家を建てている事から、多くの禍の元が、家にまつわる事であるという認識が不足しているように思います。

 

 禍の原因が家にまつわる事であると判断出来れば、解決する手段はその禍の元を絶つことから始めます。鬼門・裏鬼門に水場があることで魑魅魍魎が出入りする通路になっている場合は、霊符・方除の御札、御富岐玉で封印したり、家屋清祓を執り行い、魑魅魍魎を清祓する必要があります。これらの事を行う事で、今迄、病気が進行していくばかりであった症状が快復に向かうなど、明らかにそれまでの方向性とは異なる方へと向かうようになります。

 

 家には様々な神々が宿っておられます。一年に一度、家屋清祓を執り行う事で、常に清々しく明るく保ち、ご家族の健康と安寧、発展へと繋がっていきます。

 

 

 

 

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