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2016年7月 4日 (月)

桔梗だより 平成28年7月号(7月1日頒布)

6月の陰陽會の祭典および行事

6月9日 疫病封じ祈願祭

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6月30日 夏越之大祓

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7月の陰陽會の祭典及び行事予定

77日  七夕祭

グローバリズムからナショナリズムへの転換

 

日本復活の鍵は「神ながらの道」

六月二十三日、イギリスではEU離脱か残留かを巡って国民投票が行われ、僅差ではありましたが離脱派が勝利しました。

日本をはじめ世界のマスコミの多くは、イギリスのEUからの離脱はリーマンショックを上回る経済損失、或いは極端な場合は戦争が始まる可能性が高まったなど、不安材料しかないの如くに連日報道しています。

またアメリカでは次期大統領候補のトランプ氏が離脱支持、ヒラリー氏が残留支持ということでしたが、この件に於いてもトランプ氏に対する冷ややかな報道が為されていました。

トランプ氏は今回の離脱派の勝利に対して次のように述べています。

「素晴らしいことだ。イギリス国民は国を取り戻した。・・・イギリスの国民投票と、私の選挙戦は、実によく似ている。人々は自分の国を取り戻したいのだ。国民は国境を求めている。どこからやって来たのかもわからない人々を自分の国に受け入れたいと思わないだろう。」

つまり、イギリス国内に増え続ける移民と、国境を越えて事業を展開するグローバリゼーションから主権を取り戻すべきであると言うイギリス国民の感情は、トランプ氏が大統領選挙に向けて発信している自身の考え、ナショナリズムと一致しているとして歓迎しているのです。

そして今回のイギリスの離脱派の勝利を受けて、他のEU加盟国にも同様の流れが広まりつつあり、イタリア、デンマーク、オランダ、スウェーデン、フランスの国々でも右派政党からEU離脱の是非を問う国民投票を行うべきだと言う声が上がっています。

そもそもEUは欧州と云う地続きで多くの国々が国境を接している事情によって経済活動や人の移動に不便を感じていることから始まった緩やかな結合です。また、資源を巡ってフランスとドイツが度重なる戦争で荒廃した教訓から、資源を共同管理する事で資源の争奪戦に終止符を打つための機構を作る目的もあります。(EUの崩壊が戦争を招くと言うのはここの点を強調しているのでしょう。)そして国を超えて共通通貨ユーロを発行することで巨大な単一市場を創り出し、EUの「旗」「歌」「記念日」「標語」などを設けてEU加盟国をひとつの国のように考えました。そのモットーは「多様性の中の結合」だとしています。(EU MAG

イギリスに於ける今回のEU離脱派の勝利は、誇り高いイギリス人が国を差し置いて、経済的利益の為だけにEUの下に位置付けされることを望まなかったと云う事に外なりません。

現在経済的な恩恵を被っている人々にとってEUは理想の形であるかもしれませんが、欧州の各地でEU離脱を望む声が少なからず上がっていると言う現実は、少なからず民族の誇りを持つ人々にとっては、経済至上主義では国や民族としての存在意義が失われる危機感を抱いている事の表れと言えます。

永い歴史的背景を持つ国、民族をなし崩しにして経済的価値観のみを共有させ、ワンワールド【世界は一つ】にしようと言うユダヤの考え方に、イギリスが「待った」をかけたと言えます。

さて、日本と云う国は世界の中でも非常に希な「単一国家・単一民族・単一言語」の国であり、更に国境は海であり、陸地で他国と接していませんから、他国の侵略が容易ではないと言う利点があります。このような恵まれた領土に住む日本人にとって、欧州が抱える多くの国・多民族・多言語という状況を理解する事は中々難しいと考えます。

人・物・金が自由に横行できるグローバリズムと云う発想は、欧州のような数多くの国々が国境を接している地域に於いては、経済的側面からのみ考えれば有意義な点もあったかもしれません。

然しながらグローバリズムとは、国を持たないユダヤ人が経済的利益を上げる為の国境廃止主義思想です。先頃よく言われた「ボーダレス」「ワンワールド」という言葉もこのグローバリズムに基いた「国」と云う概念を破壊し、国際金融資本家が経済至上主義によって持つ者と持たざる者に二分する為に世界中に仕掛けた壮大な悪巧みだと言えます。

そしてグローバリズムは全ての価値を「お金(経済)」に置く事で、個人の価値は財産の有無で決定付けられています。

この事は近年の日本に於いても顕著であり、どの様な素性であろうとも、どの様な悪質な手法で稼ごうとも、現在どれだけの財産を持っているかで個人の価値を決めている傾向が非常に強いと感じる世の中になってしまいました。

つまり、昔の日本人なら最も嫌悪したであろうガリガリ亡者の「成り上がり者」が跋扈し、世の人々も金銭的価値観でしか判断できない醜い世の中になり果てたと云う事です。

政治も経済も、聞こえてくる話は「如何に儲けるか」と云う事であり、儲ける為には国益を失おうとも、誇りを失おうとも、犯罪が増えようともお構いなしで、金・金・金の「銭ゲバ」の様相を呈しています。

先頃、外国人観光客を増やす為と称して、迎賓館赤坂離宮、京都迎賓館をはじめ京都御所まで通年一般公開に踏み切りましたが、皇室に関わる重要な施設にまで「観光客」を増やす為、つまり金目的の手段にするなど信じられない蛮行だと考えます。

先般、皇居乾通りの通り抜けと称して皇居内が一般公開されるなど、この一連の日本に於ける皇室にまつわる重要な施設が次々と庶民に開放され、誰でも容易に足を踏み入れる事が可能になれば、万が一の危険性も同時に増すと云う事でもあります。

平和ボケした日本人には理解出来ないのか、金の為なら何でもやるぞ、と云う事なのか分かりませんが、これ以上このような節操の無い金儲けの手段をエスカレートさせる事態にならないかと非常に危惧する次第です。

殆ど日本中が「グローバリズムに乗り遅れるな」の様相を呈している中、今回のイギリスのEU離脱は、「寝耳に水」であったかのように、マスコミをはじめ国民の多くは拒絶反応を示しています。報じられている事の殆どは、矢張り「経済的損失」が大半です。

確かに、離脱のショックから株価の値下がりや円高などが生じていますが、リーマンショックのような背景はないのですから、時間が経てば落ち着いてくることでしょう。

日本としては当面の「金の損失」を懸念するよりも、イギリスのEU離脱をどの様に捉え、未来に向けて如何なる道筋をつけて行くのかという、歴史の重大な転換点として見据えなければならないと云う事です。

明治以降の西欧の近代化を取り入れた我が国は、科学的な発展の分野に於いては確かにその恩恵を受けましたが、思想的な分野に於いては弊害が大き過ぎ、戦後、特に平成以降は、旧来の日本を悉く否定した挙句、日本再生の成長戦略の一環として、二〇一〇年には文科省がグローバリズムの波に乗って、英語を話す事を主としたグローバル人材なる不可思議な日本人を育成するとしています。

英語を主体に話す日本人が、どうやって日本を再生する事が出来るのか全く理解できませんが、現政権が日本語よりも英語を主体にした教育を推進している以上、日本の復活はあり得ません。

平成二十七年十一月七日に開催された公益社団法人国民文化研究会「六十周年記念の集ひ」に於ける、東京大学名誉教授である小堀桂一郎氏の講演会記録に次の様に記されています。

…『「天」が覆ふといふのは万世一系の歴代の天皇がこの国を統べたまふことであり、「地」とはそれを載せている国土である。天が上にあり、地が下にあるといふのが公道である。つまり天皇が全国を統べたまふといふのが、天地の公道なのだとなるわけです。それでは、天皇が親裁したまふといふ政治形態は、具体的にどういふことかといふと、…大臣の輔弼と議会の翼賛とにより、機関おのおのそのところを得て国政を執り行ふ。その万機を公論に決した結果を天皇がご裁可になるといふのが、日本の立憲君主制の形なのであります。』

日本の立憲君主制の形とは将に「神ながらの道」であると考えます。

神道では「明浄正直」つまり「明き浄き正しき直き」心を道徳的規範としていますが、天武天皇が冠位の名称に「明、浄、正、直、勤、務、追、進」としたように、日本人の精神性の在り方、倫理的基盤を示しています。

「明」は明るく晴れやかな気分、「浄」は清らかで濁りの無い清々しい一心、「正」は嘘偽りの無い公明正大な心、「直」は真っ直ぐでどちらにも偏らない心、「勤」は他人の為、社会の為に尽くす活動、「務」は今日為すべき事は今日の内に為し、自ら為す事は自ら為す活動のこと、「追」は他人に遅れまい、時代に遅れまいと修養する事、「進」は他人より先に、時代より先へと積極的に修養に励む事です。

「神ながらの道」とは、「明浄正直勤務追進」の精神を以て、天孫降臨に際し、皇祖天照大神が皇孫である邇邇芸命に授けられた御神勅を奉じて万世一系の天皇が統治されることであり、臣民はそれぞれの立場で天皇を補翼する事であります。 

そして天皇が御神勅に従って皇祖(天)をお祀りされ、御稜威が津々浦々に及ぶことで臣民(地)は治まり、皇族、臣民は御稜威の下、天皇の大御心を戴し奉り、沿い遂げ奉る(補翼)ことで、益々地が栄え行くことこそが我が国の國體であり、「神ながらの道」であると考えます。

この天皇と臣民との在り方が日本の立憲君主制の形であり、日本が栄えれば、天皇の御稜威は諸外国にも及び、世界の平和に寄与する事になるというのが「八紘為宇」と言えます。

イギリスのEU離脱を受けて日本が為すべき事は、皇祖天照大神の御神勅を戴し、「神ながらの道」に立ち戻ることであり、この道以外に日本が復活する道は無いと考える次第です。

 

惟神の大道(筧克彦)・國體の本義・浅舞八幡神社ブログ 参照

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