陰陽頭の祭祀に対する心構え
明治天皇の御製に「わが国は神のすゑなり神祀る昔の手振り忘るなよゆめ」とあります。
この御製は明治43年に「神祇」と題してお詠みになられた御製であります。
佐々木信綱博士は『明治天皇御集謹解(ぎょしゅうきんかい)』の中で、御製の大意について次のように解かれています。
「神祇を敬い、祖宗を崇ばせ給える大御心より、神を祀る昔の習わしを、決して忘れる事勿れとのたまえるなり。」
我が国は神々の末である日の御子(ひのみこ)である万世一系の皇統によって統治されてきた国柄です。
我が国民は君臣同祖でその臣民たる我が国民は一様に神の子孫であり、神々と祖先を祀る事は古来当然の如く行われてきたことであります。
そしてこの敬神崇祖の究極の形が神祇祭祀であります。
当会では祭祀の様子を極力、陰陽頭の側面と背面の写真を掲載するよう努めております。その所以は、祭式は敬神の心の表現であり、参列者の皆様が斎主の祭祀を厳修する姿をもって神のご存在を見出すように奉仕いたすことが根幹と考えるからであります。
参列者の皆様に対し、日々の祭祀に於いて斯様に厳修することを努めております。
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