これから家を建てる方へ
建築にまつわる神事
マイホーム購入は生涯で最も大きい買い物の一つです。
土地や物件探しから始まって、良い工務店探し、ローン返済計画など下調べや準備することが盛りだくさんです。
しっかり準備して、納得のいく住まいを手に入れて下さい。
「快適な家に住みたい」誰しも願うものでしょう。
一生の人生の中で、住まいはとても大きな課題といえるでしょう。
そんな家をせっかく建てたのに住んでいるのが嫌になってしまうのはとても悲しい事です。
快適に楽しい暮らしを手に入れたいと願う気持ちは誰もが願う事ではないでしょうか。
しかし、地鎮祭や上棟祭、宅神祭などをせずに建ててしまった家は本当に快適に過ごせるのでしょうか?
家を建てた後に様々なトラブルが起きるケースが後を絶ちません。
これは、地鎮祭などの神事を怠ったか、神事の執行の失敗によるものです。
そのようなことが起きないよう、地鎮祭、上棟祭、宅神祭をしっかりと行う必要があります。
土地を購入したら自分の物と考えがちですが、本当にあなたの土地になったのでしょうか?
日本の国土は、神話の時代より神々がお造りになった神聖な土地です。
私達人間は、この神々からしばらくの間、土地をお借りしているだけなのです。
その土地には、産土の神さまやまだ名前も知らない神さまがお治めになられているのです。
ですからそれらの神々にその土地に建物を建てる承諾を得る必要があります。
またどのような土地であっても、穢れがたまっているため清祓は必要です。
これが地鎮祭です。
最近は地鎮祭のみをすれば良いと思っている方が多いようですが、建物を建てる際にも神さまのご加護は欠かせません。
全ての木材や建材には元々神霊の力が宿っているからです。
これが上棟祭と言うことであり、建物を建てる際に最も重要な神事です。
近年、上棟式として工務店あるいは施主によって行われるケースがありますが、あくまでも上棟は神事であり、神職による祭式によってなされなければ全く意味をなさないのです。
工事が無事に終って、引越しの直前に、今までの工事の無事と完成を神々に感謝すると共に、これからご家族で快適に暮らすために、完成した家の清祓をしご家族の益々の弥栄をご祈願します。
これが竣工祭または宅神祭です。
陰陽會では、より快適な家造りのために
【地鎮祭】【上棟祭】【宅神祭】の3つの建築にまつわる神事を推奨しています。
家や建物を立てる際に行わなければならない祭式が大きく分けて3つあります。
工事の折々に、工事の安全と建物の堅固長久を願い施主の弥栄を神々に祈願するものです。
近年は地鎮祭のみをやれば良いというような風潮や、工務店も認識不足などで地鎮祭以外の大切な神事を執り行う事なく済ませてしまうケースが多々見られます。
工務店によっては上棟式と称して、いわゆる棟上や建前を行っているようですが、神さまをお祀りすることのない、飲食や餅撒きなどは、本来の上棟の意味をなしません。
地鎮祭のみの神事では、何も神事を行わない場合とほとんど変わらない、無意味なものになってしまいます。
下記のように、3つの神事を行う事で、初めてその建物が神さまから守られて、住みやすく、心地良い、快適な住まいにすることが出来るのです。
地鎮祭・・・工事の着手に行い、土地の神様や工事の守護神をお祀りし、土地の穢れを清祓し、工事の安全と建物の堅固長久を祈願致します。
上棟祭・・・建物の守護神と工匠の守護神にこれまでの工事の無事を感謝し、竣工までの安全と建物の堅固長久を祈願致します。
宅神祭・竣工祭・・・宅神祭は、竣工式、新室祭などとも言われています。建物が無事完成した事を神々に奉告し、建物の建物の堅固長久と施主の弥栄をを祈願致します。
※改築や増築などのリフォムの際も必ず神事が必要になります。
※建物が完成して引越しの際に現在の住宅から新しい建物へ移る際の凶方位の障りの災いを除けるよう方除のご祈願を推奨致します。
【地鎮祭、上棟祭、宅神祭を執行する場合】
不動産業者、工務店など工事関係者の方と話を進めて土地、新築工事などが決まったら
「地鎮祭等をやる」との意向をはっきり伝えてください。
近年では、地鎮祭等の祭式の話を持ち掛けない会社も多いようです。
日程など話がまとまったら、当会へご連絡下さい。
連絡は慣れている工務店様から連絡してもらえた方が分りやすいと思います。
もちろん施主様ご自身からでも構いません。
地鎮祭、上棟祭、宅神祭はおめでたい席なので日本酒(献酒)をご用意下さい。
建替えの場合でも通常は地鎮祭をやります。
工務店によっては「建替えであれば必要ない」という所もあるかもしれませんが、再度、氏神様に奉告することと工事の安全を祈願するという意味合いから大変重要な神事です。
業者様でいつもお願いしている神社があるかもしれないので、重ならないようにご注意下さい。
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